例えば屋上等に設置したアンテナのゲインをスペアナを用いて測定する。
目的 #
[ANT][AMP]——-[cable]————[connector]
のような系のトータルゲインを測定する。
必要アイテム #
- スペアナ
- アンプ
- アンプの動作に必要な電源
- 50Ω終端
手順 #
- スペアナの準備
- スペアナの自己校正を実施する
- スペアナのパラメータを設定する
- あまりこだわる必要はないが、下記とする。
項目 設定値 Center 1575.42MHz SPAN 100kHz Ref -40dBm Atten 0dBm Res BW 1kHz VBW 1kHz Average 32
- [50Ω終端][AMP*x]—[スペアナ]
としてノイズフロアの電力X[dBm]を測定する。このときアンプの有無でノイズフロアが増加することが条件。(だいたい30dB以上のアンプ) - 50Ω終端を取り外し、代わりに測定系のコネクタを接続する
- ノイズが増えているはず。この時のノイズフロアの電力Y[dBm]を測定する
- Y-Xで計算される上昇分がアンテナ系が持つトータルゲインとなる